※：参考資料画像(商品に含まれません)






商品説明
サイズ：190.5×47.0cm（129.0×34.4cm）

来年2023年(令和5年)は、勝海舟生誕200年になります。
何か大きなイベントが組まれているかもしれません。


勝海舟が江戸城を無血開城したときの心情を述べた有名な漢詩であり、明治になってからどなたかに乞われ書にしたものでしょうか。
録慶應戊辰之旧作とあります。

誰教大鼎弄群児 只見蒼生苦荊岐
嗚呼吾主高義家 如何憤怨及我私
古往今来已如此 上下千年任天知
録慶應戊辰之旧作

絹本に書かれています。
軸には経年の汚れ・ヤケ・衣魚などの傷みがあります。
箱は合わせ箱です。
参考資料の「墨 69号」は商品に含まれません。

写真をご覧の上ご入札宜しくお願い致します。


読み
誰教大鼎弄群児 誰か大鼎をして群児に弄ばしむる
只見蒼生苦荊岐 ただ見る蒼生の荊岐に苦しむを
嗚呼吾主高義家 嗚呼、吾が主は高義の家
如何憤怨及我私 如何ぞ、憤怨の我私に及ぶを
古往今来已如此 古往今来、已にかくのごとし
上下千年任天知 上下千年、天知に任す
壮士決戦不顧死 壮士戦を決すれば死を顧みず
此際豈亦容毀誓この際、豈に亦毀誓を容れんや
錦旗飜風函嶺巓 錦旗風に飜る、函嶺の巓
湯城殺気紊綱紀湯城の殺気、綱紀を紊す
丈夫報恩他有需 丈夫、恩に報ゆるに、他に需むる有り
救此蒼生答天子 此の蒼生を救ひて天子に答へん


◆勝海舟 かつかいしゅう 1823〜1899年

幕末・明治の幕臣・政治家。江戸生。
旗本勝左衛門太郎の長男。
名は初め義邦、のち麟太郎、維新後は安芳、通称に安房守、海舟は号。
島田見山に剣道を学び、さらに永井青崖について蘭学を修業、のち私塾を開く。
軍艦奉行。大政奉還に尽力。
維新後、新政府の参議兼海軍卿・枢密顧問官となる。
幕末三舟(山岡鉄舟・高橋泥舟)の一人。
明治32年(1899)歿、77才。


◆参考資料（藝術新聞社「墨 69号」）

慶應戊辰の句、誰教大鼎弄群児～が掲載されていましたので参考に掲載致しました。

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