スイス製の大変古い手巻きの懐中時計です。珍しいクロノグラフ機能のついた時計カラフです。 年代はおそらく明治から大正あたりだと思います。 分解掃除が仕上がったばかりですので、動作はすべて問題ありません。日差は1分程度で動いています。 リューズを1回プッシュでクロノグラフのスタート、2回目のプッシュでストップ、3回目のプッシュでリセットです。 センターの細い針はクロノグラフ秒針、12時位置に30分積算計(クロノグラフ秒針が1周するごとに1メモリ動きます)6時位置が永久秒針(普通の秒針)です。 時刻合わせはタボ押しのタイプで、1時付近にある小さなボタンを爪で押しながらリューズを回すと時刻合わせができます。 ゼンマイはトルクが少し弱くなっていますので、12時間おき位には、巻いてやる必要があります。 ケースは銀無垢(925)です。 古い割には大きな打ち身等なく綺麗です。ただ遠目には目立ちませんがホーロー文字盤の中心から11時方面にややひび割れがあります。 タボ押しタイプのクロノグラフはかなり珍しいと思います。ぜひこの機会に入手されてはいかがでしょうか? ケースの竜頭を含まない横幅は50ミリ(大型)です。 アンティークウォッチをご理解いただける方よろしくお願いします。