吾妻ひでおに花束を 良い 他、虎馬書房2冊&米澤嘉博との対談&はあど・しゅ~る新聞

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「吾妻ひでおに花束を」は、1979年に虎馬書房から出版された同人誌ですね虎馬書房って言うと出版社っぽく聞こえますが、この本の編集をした阿島俊が名乗っただけの出版社風の名前で法人としては存在しません出版社名は虎馬書房=トラウマ書房の洒落版を重ねて出版されているものの、半ば同人誌のような存在であり、一般書店では扱われなかった幻の本で、数ある吾妻作品の中でも入手が極めて困難な吾妻ひでおファンには垂涎の一冊なんと幻の「はあど・しゅ~る新聞」も付いてます(「花束を」のオマケの4ページほどの新聞ですが、滅多に流通していない幻の新聞!売ってるの見た事ないんで、かなり入手困難だと思います)
阿島俊は、この本の出版の翌年からコミックマーケットの代表を務め、コミケの集客を数百人から十万人にまで拡大させ、世界的なイベントに躍進させた米澤嘉博さんの別名です(当時の呼称はコミケットでしたね)もともと吾妻の大ファンだった米澤が、既存の大手出版社の編集による吾妻ひでお本に飽き足らず制作した吾妻ファンによる究極のファンブック吾妻のデビュー作「リングサイドクレージー」(1969年まんが王掲載)や初期作品が掲載されていたり吾妻ひでおの自伝ストーリーや、プロフィール欄には西大泉の自宅住所まで掲載ちなみに吾妻、米澤の両氏ともに当時オタクの世界ではロリコン界の双璧とされていました
「妖精の森」は全部で5冊出版された虎馬書房の第2作品目の書籍(残りの3冊は米澤嘉博関連ですので吾妻ひでおとは関係なし)こちらは一般書籍の体をなしており、見た感じは普通の単行本ですが、もちろんISBNコードもバーコードもありませんし一般書店には並びませんでした「花束を」は半分がマンガ作品とは言え吾妻研究本的な本であるのに対して、こちらは全編吾妻作品でまとめられた「コミックス」と言える作品です(カバーも作られてるし)タイトルの「妖精の森」はかなりシュールな作品で後の吾妻作品に通じる実験的な秀作「色情教室」にはふたりと5人のセンパイの原型と思われる学ラン姿のキャラが登場します全19話収録

「月刊OUT 1982年3月号吾妻ひでおと米澤嘉博の対談を掲載私の知る限り、この2人が同時に何かの媒体に載っているのは「花束を」以外はアウトの この号しかないはずで、資料としても大変貴重な1冊となっていますこの対談が行われた1982年は動員数500人から始まったコミケが米澤の手腕により1万人を突破した、急拡大の始まった記念すべき年です(現在は70万人超)
古本ですので気が付かづ説明に書けなかった退色や経年劣化、折れ、汚れがあるかもしれませんので写真にてご確認の上、気になる点は入札前に質問ください読んでおりませんので内部の小さな破れや書き込みなどは気が付かない可能性があります現状渡しになりますので落札後のクレーム対応は致しかねます

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