●江戸和本●下学集 良い 東麓破衲 文安元年序 寛永20年刊 国語辞書

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下学集(寛永20年)【判型】大本2巻1冊。縦271粍。【作者】東麓破衲(トウロクハノウ)序(編者か)。【年代等】文安元年序。寛永20年4月刊。刊行者不明。【備考】分類「辞書」。袋綴じ展開収録。国語辞書。2巻。東麓破衲(とうろくはのう)(東山の麓(ふもと)の僧の意で、実名不明)著。1444年(文安1)の成立とされる。天地から言辞、畳字に至る18の部門に、日常に用いる漢字漢語を中心として約3000語を分類する。室町時代には盛んに利用されていたらしく、慶長(けいちょう)(1596~1615)以前の古写本だけでも30以上現存する。版本は1617年(元和3)刊本がもっとも古い。しかし、のちに成立した『節用集(せつようしゅう)』が、いろは順配列で検索に便利であったため、江戸時代の版行は振るわなかった。書名は『論語』憲問篇(へん)の「下学而上達」による。/日本の古辞書の一つ。1444年(文安1)成立。著者は、序末に〈東麓破衲〉とあるのみで不明。京都東山建仁寺の住僧かといわれる。ただし、その成立には《鈔(あいのうしよう)》と密接な関係があると推定される。内容は〈天地〉〈時節〉以下18の門目を立てて、中世に行われた通俗の漢語の類を標出し、多くの場合それに注を加えてある。配列が《節用集》のようにいろは順でないから、語の検索には不便である。大まかにいえば、《節用集》のほうは《下学集》をいろは引きに改修したものである(コトバンク)。★原装・題簽欠・状態並み。記名なし・蔵書印あり。【参考価格(出品時の相場):日本の古本屋で、寛永20年板が、73,000円(虫損2冊)~93,500円(改装1冊)】。

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